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Core Web Vitals

指標は三つ、しきい値も三つ、パーセンタイルは一つ。実際の訪問者にページがどう感じられるかを表すため、決めるのはフィールドデータであってラボの点数ではありません。

三つの指標と、それぞれが捉えるもの

各指標はページが「おかしい」と感じられる別々の側面を担当し、互いに独立して失敗します。速く読み込まれるのに読者の指の下でずれるページもあれば、完全に安定していながら何かが出るまで四秒かかるページもあります。

指標対象良好改善が必要な水準
LCP読み込み2.5秒以下4.0秒超
INP応答性200ミリ秒以下500ミリ秒超
CLS視覚的安定性0.1以下0.25超

Largest Contentful Paintは、表示領域で最大の要素の描画が終わった瞬間を示します。多くはヒーロー画像か見出しブロックです。「ページが到着したように見える」の代役であり、だからこそ最初の描画のような古い指標に勝ります。空の画面が速く描かれても、それは速く読み込まれたページではありません。

Interaction to Next Paintは2024年3月にFirst Input Delayに代わって安定版のCore Web Vitalとなりました。この交代には意味があります。FIDは最初の操作が処理されるまでの遅延しか測らず、最初のタップに軽快に応えてから重くなるページを実力以上に見せていました。INPは訪問中の操作全体の遅延を見て、その中で最も悪い部類に近い値を報告します。

Cumulative Layout Shiftは、描画された後に動くコンテンツを測ります。リンクに指を伸ばしたら下から届いた広告に当たる、という誰もが知る体験の裏側にある指標です。時間ではなくスコアなので、ページ後半の一度のひどいずれが数値全体を支配することがあります。

評価は75パーセンタイル、フィールドデータで

チームが足をすくわれるのがここです。評価は28日間の移動ウィンドウにおけるページ読み込みの75パーセンタイルを使い、モバイルとデスクトップを分けて集計します。中央値が快適でも遅い裾があれば不合格です。これは設計どおりで、指標が語るのは最も苦しい四分の一の訪問者であり、典型的な訪問者ではありません。

同時に、そのデータはフィールドデータであり、実際の訪問から集めたものであって、ラボの実行結果ではありません。ラボツールは診断器具です。どのリソースが描画を止めているかを教えてくれる点で、それは正しい道具です。しかし評価そのものではありません。ラボが緑でフィールド評価が不合格でも矛盾ではなく、あなたの実際の訪問者はテストに使った機械の上にいない、という意味です。

各指標を実際に動かすもの

原因は地味で、サイトをまたいで繰り返されます。作業の大半は、意味のある最初の描画までにブラウザが何を持っていなければならないかを決め、それ以外にはその行列の順番を与えないことです。

指標よくある原因よくある対処
LCPサーバー応答が遅い文書をキャッシュ、リダイレクト連鎖を短縮
LCPヒーロー画像の発見が遅い先読みする。遅延読み込みは避ける
LCP描画を止めるCSSやフォント重要CSSをインライン化、font-displayを使う
INPメインスレッド上の長いJavaScript処理分割する。不要な処理は後回しに
INP重い外部スクリプト遅く読み込むか、外す
CLS寸法のない画像や埋め込みwidthとheight、またはaspect-ratioを指定
CLSフォント差し替えによる文字の再流し込み代替フォントの指標を合わせ、先読みする
CLS本文の上に差し込まれるバナー埋まる前に場所を確保しておく

外部スクリプトは別立てで挙げる価値があります。INPの問題で最も多い原因であり、しかも誰も引き受けない原因だからです。解析、チャット、テスト、同意管理のために足されたタグはどれも、読者のタップが必要とするのと同じメインスレッドを奪い合います。監査で問うべきは各タグが有用かどうかではなく、75パーセンタイルでいくら費やすかです。

ページ体験は信号のどこに位置するか

Googleは、同社の中核となるランキングシステムはCore Web Vitalsを使用しているが、単一の「ページエクスペリエンスシグナル」は存在しないと述べている。関連性は依然として最優先であり、優れた Core Web Vitals が上位にランクされることを保証するものではありません。

合格しきい値をランキング保証と考えず、特に重要なテンプレートで実ユーザーが直面している問題を優先します。体験が悪くても関連性の高いページが順位を得ることはありますし、検索意図に合わないページは速いだけでは関連性を得られません。

実務的な手順

不合格の評価から始める場合、この順序はよくある無駄——すでに通っている項目の微調整や、流入のないページの修正——を避けられます。

  1. まずフィールドデータを、モバイルとデスクトップに分けて読む。落ちるのはたいていモバイルだけで、デスクトップを直しても何も変わりません。
  2. どの指標が、どのページ群で落ちているかを特定する。テンプレートは揃って落ちます。単一のURLから分かることは多くありません。
  3. 原因をラボで、回線を絞って再現する。ラボは何が遅いかを教え、フィールドはそれが問題であることをすでに教えています。
  4. 最大の寄与要因を一つ直して出す。これらの指標は部分的な改善の積み上げで動きます。単一のスイッチはまずありません。
  5. 判断は28日ウィンドウを待ってから。評価は遅れて反映される平均なので、今日出した修正は徐々に現れます。

自分のサイトで試す

よくある質問

First Input Delayはまだ測られていますか。

いいえ。INPが2024年3月にFIDに代わって安定版のCore Web Vitalとなりました。最初の操作が処理されるまでの遅延ではなく、訪問全体の操作遅延を見ます。FIDには余裕で合格していたページがINPで落ちるのはそのためです。

Core Web Vitalsに合格すると順位は上がりますか。

それだけでは上がりません。ページ体験は多くの信号のうちの一つで、他が拮抗している場面で効きやすく、関連性を覆すものではありません。順位を買うものではなく、離脱を防ぐものと理解するほうが正確です。

ラボの点数がフィールドデータと食い違うのはなぜですか。

測っているものが違うからです。ラボはあなたの回線と機材で一度実行します。フィールド評価は28日間の実訪問の75パーセンタイルです。原因を探すのにラボを、問題があるかを判断するのにフィールドを使ってください。

修正後、評価はいつ更新されますか。

フィールド評価は28日間の移動ウィンドウを使うため、改善はデプロイ当日ではなく徐々に現れます。最初の一週間で修正を判断すると、たいてい過小評価になります。

どの指標から直すべきですか。

重要なページで障害が発生しているメトリックとデバイス クラスから始めて、ラボ診断を使用して、ユーザーが直面する最大の原因を特定します。 LCP、INP、または CLS が常に最初に来るという普遍的なルールはありません。