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SEO支援会社の経営者・チーム責任者へ

「対応済み」を、検証できる状態に。

大量のSEO警告を一覧にするだけでは、納品の品質は判断できません。責任者が決めるべきは対象範囲、担当者、完了条件です。DigestSEOは技術的な記録を支え、顧客承認やタスク管理は既存の運用に委ねます。

代理店CRM、顧客ポータル、複数ユーザーの権限管理、サイトの自動修正は提供しません。

01 / 納品基準

監査結果と、契約した作業範囲は別物です。

同じ警告でも担当者ごとに優先順位が異なれば、追加作業や説明の食い違いにつながります。責任者は対象URL、クロール条件、重要度、実装担当、再検証結果を照合してから作業を閉じます。

02 / 案件の流れ

案件を進める6つの確認ポイント

以下は代理店が運用する手順です。DigestSEOが案件承認や担当割り当てを自動化するわけではありません。

  1. 01

    商談時の現状把握

    許可された公開ページを簡易点検します。1ページの結果をサイト全体の監査と呼ばないことが重要です。

  2. 02

    対象範囲の合意

    開始URL、対象ディレクトリ、ページ上限、除外条件、担当者と完了判定を先に決めます。

  3. 03

    技術監査の実施

    Site Auditで範囲を指定し、検出日時・対象URL・具体的な警告を保存します。

  4. 04

    優先順位と担当の決定

    契約と事業上の影響に照らして対象を絞り、既存のチケット管理で実装を依頼します。

  5. 05

    公開後の再検証

    同等の条件で再クロールし、解消・残存・未確認を分けて判断します。

  6. 06

    差分を顧客に報告

    実装した内容、確認できた改善、保留項目を明示し、順位や売上への影響を断定しません。

03 / 確認項目

責任者がサインオフ前に見る7項目

スコアだけでなく、結果を再現できる根拠を求めます。

  1. 01

    正しい顧客プロパティとSite Auditプロジェクト。

  2. 02

    開始URL、クロール範囲、ページ上限、除外設定。

  3. 03

    問題が出たURLと実際のHTML・レスポンスの証拠。

  4. 04

    警告数よりも重大性、対象ページの価値、確からしさ。

  5. 05

    変更前後の日付と比較可能なクロール条件。

  6. 06

    実装担当者と外部チケットの識別情報。

  7. 07

    再クロール結果が解消、残存、未確認のどれか。

04 / 想定事例

警告が多くても、次の作業は絞り込みます。

架空の例です。ECサイトの監査で、カテゴリページのリンク切れ、重複メタ情報、絞り込みURLの警告が多数見つかりました。責任者はその場で全件修正を約束しません。

まず検索対象となるカテゴリの再現可能なリンク切れに絞り、対象URLと担当者を記録します。条件を満たす場合はFix Packで選択した問題のMarkdown資料を作り、開発者に渡せます。

絞り込みページはインデックス方針と契約範囲が確定するまで保留します。公開後の再クロールで確認できるのは技術的な解消であり、売上や検索順位の上昇ではありません。

05 / 誠実な報告

顧客報告で混同してはいけない指標

数値が示す事実と、そこからは言えないことを併記します。

  • 01

    クロールのHealth Scoreは内部URLのエラー有無の割合であり、検索順位の評価ではありません。

  • 02

    Search Consoleのクリック数・表示回数はGoogle検索の実績で、成約数や売上を示しません。

  • 03

    実装チケットの完了だけでは不十分です。同じ問題が消えたか、再クロールで確かめます。

  • 04

    GEO MCPの結果は設定したAIサービスで観測した引用です。すべてのAI回答を網羅しません。

06 / ツールの役割

判断したい内容からツールを選ぶ

MCPは必要な場合だけ利用します。権限や自前の環境構築が前提です。

01

Site Audit

対象を限定したクロールでURL別の技術問題を確認し、変更後に再検証します。

Site Audit
02

SEO Dashboard

複数の保存済みプロジェクト、履歴、定期実行、CSV出力、印刷可能な報告を扱います。ホワイトラベルではありません。

SEO Dashboard
03

Fix Pack

対象として選んだ問題を固定し、Markdownと指示文を作成します。実装は開発者が行います。

Fix Pack
04

GSC MCP

Google OAuthと対象プロパティの権限がある場合に検索分析、URL検査、サイトマップを確認します。

GSC MCP
05

Web Validator MCP

許可された公開HTML、メタ情報、JSON-LDを限定的に検査します。ブラウザーでのJS実行はしません。

Web Validator MCP
06

GEO MCP

必要に応じて自前でホストし、設定したAIサービスの引用データを観測します。

GEO MCP

07 / 機能と権限の限界

チーム運営上、先に確認したいこと

複数の顧客サイトを管理できますか?

はい。SEO Dashboardでは複数のサイトプロジェクトとクロール履歴、スケジュールを扱えます。ただし顧客管理機能ではありません。

代理店CRMの代わりになりますか?

いいえ。CRM、請求、提案書作成、見込み客の紹介、自動オンボーディングは提供しません。

ホワイトラベルの顧客レポートはありますか?

ありません。CSVの問題一覧、印刷可能なレポート、条件を満たすFix PackのMarkdown出力は利用できます。

顧客用と担当者用の権限はありますか?

専用顧客ポータル、複数ユーザーのロール管理、承認ワークフローは確認されていません。

修正が本当に終わったと確認するには?

元の問題・URL・クロール日時を保存し、外部で修正・公開した後に同等の範囲を再検査します。

どの作業は別途必要ですか?

契約、担当割り当て、コードやCMSの変更、公開、承認、コンバージョン計測は既存の運用で行います。

GSCやAI可視性のデータは常に使えますか?

いいえ。GSC MCPはGoogleの権限、GEO MCPは自前の設置と対象エンジンの設定が必要です。

まず検証できる監査範囲を決めましょう。

権限のあるサイトを選び、対象と完了条件を合意してください。記録した初期状態が、次の変更の判断材料になります。